歯の健康を維持するには、定期的なメンテナンス(リコール)を受けることが大切です。
家庭では磨けてない部位のプロによるクリーニング、ブラッシング指導を数カ月に一回受けることで、むし歯や歯周病になりにくいことが実証されています。
お子様には虫歯予防としてシーラント、フッ素塗布を行っております。6歳頃生え始める子供の奥歯は、溝が深く虫歯になりやすいのです。
そこで、シーラントという樹脂を溝に埋め込み、虫歯を予防します。また定期的なフッソ塗布も虫歯予防に有効です。
審美とは、従来の虫歯や歯周病の治療など、通常の歯科で行っている治療に「美」という視点をプラスした歯科サービスです。
保険診療ではなく自費診療となります。しただ歯科では歯の部位、強度などを考慮し、ご予算に応じて主に3つのセラミックをご紹介いたします。
〈メタルボンドセラミック〉
金属のフレームの上にセラミック(陶材)を盛り、焼き付けたものです。金属の強度とセラミックの審美性を併せ持つ素材です。
〈オールセラミック〉
金属を使用せず全てをセラミックで製作。その為、メタルボンドセラミックより透明度が高く、とても綺麗に審美的回復を行えます。
〈ハイブリッドセラミック〉
レジン(プラスチック様の素材)とセラミックを混ぜ合わせた素材です。上記2つと比較しますと、透明感にかけ、経年劣化が見られます。しかし、歯のエナメル質より柔らかくコストパフォーマンスがよいです。奥歯の修復にお勧めです。
保険治療で修復した銀インレーをオールセラミックインレー、ハイブリッドセラミックインレーにすることも出来ます。
ホワイトニングとは、加齢、生活習慣、遺伝などが原因で黄ばんだ歯を、お薬の力で白く漂白する方法です。歯みがきや歯のクリーニングなどでは落としきれない歯の着色をきれいにし、歯を白くすることができます。
ホワイトニングには3種類の方法があります。
①オフィスホワイトニング
歯科医院にて薬液の歯面塗布、可視光線照射により歯を白くする方法です。
②ホームホワイトニング
歯科医院で作成したマウスピースの中に薬液を入れ、ご自宅で毎日数十分~数時間装着して歯を白くする方法です。
③デュアルホワイトニング・・・①と②を同時に進行させ、より効果を引き出す方法です。
※治療期間や回数には個人差があります。
白い歯で素敵な笑顔を! ご興味のある方は、お気軽にご相談ください。
一般的に歯科治療は、目・耳・鼻・脳に近い為心地の良いものではありません。その為、お子様の治療となると、大人と違い尚のこと、治療の進度や時間がかかるものです。
しただ歯科では、泣いて暴れるお子様を抑えて無理には治療を行いません。又、長時間の治療も行わず、短めな治療を心がけております。
後に、大事な大人になってからの治療時にトラウマを抱えてしまうからです。
あくまでも乳歯から永久歯へ無理なく交換でき、適切な歯列配置になるよう誘導し、治療を行っていく方針です。
保険適用の義歯をはじめ、金属床義歯、バネのない入れ歯(ノンクラスプデンチャー)など幅広く取り扱っております。
〈レジン床義歯〉
歯茎に触れる部分がレジン(プラスチック)で作られた保険適用の入れ歯です。食べ物の熱さや冷たさに対する熱伝導が悪く、強度を保つために厚く大きめに作らなければならないので、違和感がある、しゃべりにくい、という難点があります。
しかし、保険適用なので安価、ほとんどの症例で使用できて、修理しやすいといったメリットがあります。
〈金属床義歯〉
歯茎に触れる部分が金属で作られている入れ歯です。強度のある金属床は、入れ歯を薄くする事ができるため違和感も少なく、保険適用の入れ歯よりも自然に近い発声が可能です。
又、金属なので食べ物の温度(熱さ・冷たさ)がよく伝わり、食事を美味しく頂けます。
※自由診療(保険適用外)による入れ歯です。
〈ノンクラスプデンチャー〉
金属の留め金(クラスプ)がない為、笑った時に目立たない入れ歯です。硬くないので心地よく装着していただけます。
又、金属アレルギーの方でも安心してお使い頂けます。
※自由診療(保険適用外)による部分入れ歯です。
歯周病は日本人の80%以上がかかっていると言われています。初期の段階ではほとんど自覚症状がなく、以下のような自覚症状が出たときには既に歯周病がかなり進行している事が多いのです。
症状が進行すれば、最悪、抜歯しなければならないこともあります。予防と早期の治療が大切です。
<歯周病の症状 例>
●歯ぐきからの出血 ●口臭 ●口の中がネバネバする ●歯ぐきが腫れる ●歯ぐきが下がった ●歯がグラグラする
口臭には大きく分けて5つの種類があります。
これらを診断し口臭の原因物質である揮発性硫黄化合物(VSC)の除去を行うことによって改善を計ります。
ドライマウスでは、いろいろな原因により主に唾液の量が少なくなって口の中が乾燥状態になることです。
唾液の量が少なく、口の中に細菌が繁殖しやすくなり口臭や味覚異常、舌が痛い、食事しづらいなどの症状が現れます。
治療方法としては保湿剤、含そう剤、唾液分泌促進剤、モイスチャープレートなどを用いて行います。
顎が痛い、口が開きづらい、顎関節から音が鳴る。
この様な症状が出る疾患です。
治療法として
①薬による治療
②マウスピース治療
を行います。
ほとんどの場合これで治りますが、稀に外科手術になる場合があります。
オーラルフレイルとは加齢による衰えの一つで、食物を噛んだり飲み込んだりする機能が低下したり、滑舌が悪くなったりするなど口に関連する機能が低下しつつある状態のことを言います。
つまり健康的な状態と病的な状態の狭間にあるということです。
具体的には食べこぼし、飲み込む時のわずかなむせ、噛めない食品の増加などが生じ、結果として食欲の低下や食べられるものの種類が減少するなどの状態を引き起こします。
オーラルフレイルの検査や治療としては、残存歯数・噛む能力・舌の動きと力・飲み込み・唾液分泌などの状態を評価します。その後、歯周病や虫歯の治療を行います。
また、唾液分泌を促したり、噛む・飲むに必要な筋肉を鍛えたりする口腔体操を取り入れて改善を計ります。
ガン患者様の口腔予防と、口腔合併症の軽減を行います。
患者様の通院されている病院や診療所と連携を図り、全身状態や投薬状況を共有して、麻酔薬の決定、外科処置の範囲を確認した上で歯科治療や口腔ケアを進めて参ります。
口腔内のバランスは全身の健康と密接に関係しています。かみ合わせの悪さが原因で、頭痛や肩こりをはじめ、全身に不具合を及ぼすことがあります。しただ歯科では、歯の接触点やすり合わせの調整を行い、全身の健康維持をお手伝いさせて頂きます。