ジェネリック医薬品、耳にされる方も多いと思います。今回はジェネリック医薬品について解説していきたいと思います。
ではジェネリック薬はどんな薬なのでしょうか?
私達が患者さんに処方するお薬は医療用医薬品といいます。この医療用医薬品は先発医薬品と後発医薬品とに分かれます。この後発医薬品のことをジェネリック医薬品と言います。
では何がうのでしょうか?
最初に開発されたお薬を先発医薬品と言いますが、研究から製造に至るまでとても長く、一般に約20年もの時間と莫大な費用がかかっています。その為、お薬の金額は高くなり、開発費用などの回収の為、先発医薬品にはおおよそ20年から25年の特許期間がもうけられています。
その特許期間が切れた後に、そのお薬の情報や、技術を基にして他の医療品メーカーが製造するお薬をジェネリック薬と言います。ジェネリック医薬品は3~5年の期間で完成することから開発費用も先発のものよりもかなり抑えられる為、その分お薬代が安くなります。
それでは安全性はどうでしょうか?
ジェネリック医薬品も先発医薬品と同じく、国の審査機関により厳格な安全性が確認されたのち、承認されます。
つまり、先発医薬品と同レベルであることが証明されたお薬ということになります。ジェネリック医薬品は先発医薬品と同様に徹底された製造、品質管理が行われているため安全と言えます。
又、ジェネリック医薬品は、先発医薬品と同じ有効成分が含まれていますので、同等の効き目があります。味や色をつけるための添加剤や、薬の形などは必ずしも同じというわけではありませんが、ジェネリック医薬品は、最新の技術により、飲みやすさを配慮されたものが多いです。
尚、先発医薬品の特許が切れていない場合、ジェネリック医薬品は製造できないので、全てのお薬にジェネリック医薬品が存在するというわけではありません。
ジェネリック医薬品、理解して頂けましたでしょうか?当院ではジェネリック医薬品を優先に処方しております。
何か、疑問や心配な事ありましたらお気軽にお問い合わせください。
しただ歯科 笹川弘康