入れ歯は、取り外しが自由に行えるため、人によっては外した状態で持ち運ぶ機会もあると思います。
今回は、そんな入れ歯の持ち運びの仕方について解説していきます。
入れ歯を持ち運ぶ際には、必ず入れ歯専用のケースに入れましょう。ほんの少しの間だからといって、ティッシュにくるんでカバンに入れておくのは良くありません。
入れ歯はとてもデリケートな装置であることから、ちょっとした衝撃が加わることで割れたり、入れ歯のバネが外れたりすることがあるからです。
又、入れ歯を構成するアクリルレジンは乾燥することで変質してしまう素材です。それ故に、入れ歯を持ち運ぶ際は出来るだけ乾燥させないことが大切です。
最近では水漏れしない密封型のケースもありますので、必要に応じて活用しましょう。又、入れ歯用のウェットシートなども、持ち運びの際に重宝することかと思います。
入れ歯専用のケースは、毎日洗浄剤などにつけていることから、特別なお手入れをしていない方もいらっしゃるかもしれません。しかし、何となく清潔に保たれているように見えても、実際は雑菌などが繫殖していることが多くあることから、出来れば毎日、しっかりとお掃除しましょう。
〈まとめ〉
この様に、入れ歯の持ち運びは基本的に、入れ歯専用のケースを使用してください。又、入れ歯が乾燥しないように、細心の注意を払うことも大切です。
しただ歯科 笹川弘康