三条市荻堀のしただ歯科は「患者様にとって身近で安心してかかれる」歯科医院を目指します
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口呼吸でなく鼻で!

皆さん、こんにちは。私達は普段、意識せず鼻から呼吸をしているものです。しかし、睡眠時に特に口呼吸になっている人も少なからずおられます。

今回は口呼吸の体に及ぼす影響について述べていきたいと思います。

~感染リスクがあがる~

鼻には鼻毛が生えています。これは空気中に含まれる細菌やウイルスなどの侵入を防ぐフィルターの役割をしています。しかし、口呼吸をすると、これらの病原体が直接体内に入ってしまいます。つまり感染リスクが高まってしまいます。

~口の中が乾燥する~

口呼吸をすると口の中が乾燥します。すると唾液の作用が弱まり、虫歯や歯周病などを引き起こす可能性が高くなります。又、唾液の成分が少ないと口臭の原因になります。朝起きてすぐは口が匂うのも、眠っている間は唾液の分泌が少ないからです。

~顔つきや歯並びに影響する~

意外なようですが、口呼吸は顔つきにも影響します。口呼吸によって口をあけ続けると、口の周りの筋肉が十分に発達せずに段々顔つきが変化して、ぼんやりとした表情になってしまうのです。この状態が続くと、口を開きながら食事をしたり発音が不明瞭になったりすることもあります。

歯並びにも影響します。口呼吸が習慣になっている人は舌の位置が口の中の上側におさまらず、だらんと下がっていることが多いです。すると上あごに適切な圧力がかからないのでしっかりと発達しにくくなります。

これが歯並びに影響して、出っ歯になったり、歯がバラバラの方向に生えたり、上の前歯と下の前歯の間に隙間が生じる開咬を引き起こしたりします。

口呼吸はどうしたら治るのでしょうか?

そもそも鼻が詰まっていて鼻呼吸が出来ないという方はまずは耳鼻科でしっかり鼻詰まりを治療しましょう。鼻で呼吸してみて難なく呼吸ができる方はお口周囲の筋肉が緩み、口呼吸が癖になっている方です。この場合は意識して鼻で呼吸するように努力したり、あいうべ体操をしてみましょう。これは「あー」「いー」「うー」「べー」とお口を大きくなるべく大げさに動かします。声は小さい方がやりやすいです。一日に少なくとも30セットやってみて下さい。又、最近では口呼吸の予防グッズなども販売されていますので、そういったものを利用するのもお勧めです。是非鼻呼吸にトライしてみてください。

しただ歯科 笹川弘康